Yahooのサービスを利用するには

 Yahooが提供しているAPIを利用するには、以下のURLから申し込みを行う必要があります。また、先にYahoo JAPANのIDを取得しておきます。

http://developer.yahoo.co.jp/

 まず、アプリケーションIDの登録のリンクをクリックします。



 次に登録するアプリケーションIDを入力します。すでに使用されている場合には、その旨表示されるので、別のID名を入力します。



 問題がなければ以下のような画面になるので「登録」ボタンをクリックします。



 無事に登録が完了すると以下のようになります。



 Yahoo JAPANのAPIを使用する際に注意しなければならないのは使用制限があるという点です(2006年1月時点)。24時間以内に一定数の検索要求(検索回数。ウェブ検索では5000件)を超えると、最初の検索から24時間経過しないと再度検索を行うことができません(利用制限)。検索が行えない状態の場合には、エラーを示すXMLデータが返されます。
 また、Web Services by Yahoo! JAPANのように、サービスを利用していることを表示するようにとも記述されています。

 とりあえず、アプリケーションIDを取得できればYahooが提供している検索用のAPIを利用することができます。Yahooが用意している検索は通常のWeb検索だけでなく、画像検索、動画検索もあります。検索結果を得るにはアマゾンと同じくYahooに対してクエリーを送信します。ここでもAjaxの制限の都合でサーバー側にCGIを用意してやりとりを経由させる必要があります。
 要求できるクエリーはアマゾンと比べて非常に少ないものになっています。項目を見れば何ができるかがすぐに分かるでしょう。また、クエリーを送る際、GETメソッド、POSTメソッドいずれも利用可能です。この章で説明するスクリプトは全てGETメソッドを利用しています。

 クエリーで指定できるパラメータはリクエストパラメータのページで確認することができます。スクリプトを制作する前に、直接ブラウザでURLを指定して結果を確認するのも1つの方法です。また、結果はXML形式で返されます。どのようなXML形式なのかも上記のURLで確認することができます。9つのタグしかなくシンプルなXML形式になっています。

 次項では実際にYahoo APIを利用し検索結果を表示させてみましょう。

[第九章 2:Web検索を行うにはへ]
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(2006.1.25)