はじめに


 このテキストはAdobe AfterEffects CS6で動作するJavaScriptについて書かれています。AfterEffects 6.0からJavaScriptによるAfterEffectsの制御が可能になりました。そしてAfterEffects 6.5からは飛躍的に操作可能な部分が増えました。そして、その流れは現在のAfterEffects CS6でも引き継がれています。
 AfterEffects CS6で使用することができるJavaScriptは一般にWebブラウザ上で利用されているものとは異なっています。ECMA Scriptとして定義されている部分(Boolean, Math, String, Numberオブジェクト等)は共通ですが、その他の部分は全く異なっています。このため、AfterEffectsをJavaScriptで制御しようとすると以下のURLにあるPDF(英文ドキュメント)を参照することになります。

スクリプティングガイド.pdf

このドキュメント(スクリプティングガイド.pdf)は、最初の部分は日本語に翻訳されていますが、肝心なリファレンス部分は英文になっています。これは次のバージョンになっても日本語に翻訳されることはないので、頑張ってリファレンスと格闘することになってしまいます。
 日本語の文献の少なさ、情報の少なさも手伝ってかJavaScriptによるAfterEffectsの制御は困難がともなうことが多くなるかもしれません。この情報の少なさは他のAdobeソフト(Photoshop, Illustrator, InDesign, Acrobat)の比ではありませんが、数年前よりも状況は改善されており2013年時点では以下のサイトに数多くの実用的なスクリプト等が掲載されています。

AEP Project


 長々と前書きを書いてしまいましたが、このサイトがAfterEffects CS6での自動化の手助けになれば幸いです。


目次へ戻る