一定回数繰り返し処理を行う

■プログラム説明
 サンプルでは変数nに変数iの値を加算します。for()のカッコ内には初期値、繰り返し条件、繰り返し時の処理を書きます。変数iは繰り返し処理を行うための変数です。この変数iが1から10まで1ずつ加算されます。変数iが11になると繰り返し条件を満たさなくなるため繰り返し処理を中断し次の命令であるalert(n);を実行します。

■ソースコード
n = 0;
for (i=1; i<=10; i++)
{
n = n + i;
}
alert(n);

■ポイント
 for()の書式は以下のようになります。

for (初期値; 繰り返し条件; 繰り返し時の処理)

 繰り返す処理が複数ある場合には{ }を使います。初期値、繰り返し時の条件は,(カンマ)で区切って複数書くことができます。サンプルと同じ処理を行う場合、以下のように書くこともできます。

for (n=0,i=1; i<=10; n+=i,i++);
alert(n);

 初期値、繰り返し条件、繰り返し時の処理とも省略可能です。例えばfor (;;)とすると処理を延々と繰り返すことになります。これは無限に繰り返す事になってしまい、アプリケーションを強制終了させる可能性が出てしまうので注意が必要です。
 繰り返しを強制的に抜けるにはbreakを使います。繰り返しの先頭に戻るにはcontinueを使います。