◆値(Values)
JavaScriptでは以下の値が使用できます。
・数 値:42や3.14159
・論理値:trueまたはfalse
・文字列:"時は1996年、大蔵省は国民の批判にあえいでいた(笑)"
・その他:null(何もない状態。金もないんだけど^^;)
・オブジェクト
◆型変換
JavaScriptは型のチェックには厳しくありませんから変数の型を気にすることなく使用できます。以下に例を見ていきましょう。
var answer = 42
その後で、同じ変数に文字列入れることもできます。例えば以下のようになります。
answer = "大蔵相の時代は終わった..."
このような事をしてもJavaScriptはエラーを表示しません。
通常、JavaScriptは数値と文字列が混在する場合は、数値は文字列に変換されて格納されます。以下にその例を示します。
x = "ベースアップの要求金額は" + 18000
y = 2000 + "が会社の答えです"
最初の結果は文字列で"ベースアップの要求金額は18000"になります。2番目の結果は文字列で"2000が会社の答えです"となります。数値は整数、小数によって文字列に変換された場合、結果が異なります。
◆変数名
アプリケーション内でいくつもの変数を使用することができます。変数に値や文字列を代入したり参照したりすることができます。変数の使用に当たってはいくつかの規則があります。
変数名は最初が_(アンダースコア)で始まるか英文字で始まります。2番目以降では数字も使用することができます。また大文字小文字の区別はしません。
以下に変数名の例を示します。
KaZuhiro_FuRuhata
MZ721
_mzseries
◆定数
定数とは変数とは違い値が変化しないものを言います。以下にその例を示します。
・2
・3.14159
・"減税なんて嘘っぱちさ"
◆整数
整数は10進数、16進数、8進数のいずれかの数値です。10進数のみ先頭の0を省略する事ができます。先頭に0がついている場合は8進数となります。16進数の場合は0xまたは0Xで始まるものになります。以下に例を示します。
・65535 ←これは10進数
・0xffff ←これは16進数
・0x9AB4 ←これも16進数
・011 ←これは8進数。10進数にすると9になります
◆小数点
小数は. (ピリオド)を使用します。普段使用している表記方法と同じです。当然負数も使用できます。また、あまりに大きい数値や小さい数値の場合はeまたはEを記述することもできます(これは指数の意味のEです)。以下にいくつかの例を示します。
・3.1415
・-3.1E12
・.1e12
・2E-12
◆論理
trueとfalseがあります。要するに真か偽か、です。
◆文字列
文字列というのは1文字以上が"または'で囲まれたものを言います。ただし"A'や'A"といった異なるもので囲んではいけません。"A"や'A'のようにする必要があります。以下に例を示します。
・"大蔵:住専処理には国民の税金を使うべし"
・'国民:いい加減にしろよ! 煩蔵省'
・"1234"
・"日本人、\n生まれてすぐに\n借金2百万"
◆特殊な文字
JavaScriptで用意されている特殊な文字には以下のものがあります(ここでは\記号になっていますが、使用する機種とフォントによって\:バックスラッシュになります。日本のコンピューターの場合\になる事が多くあります)。ちなみに私のMac + Netscape Navigator 2.01だと機能しないんですけど・・・(Windows95/Netscape Navigator 2.0でも駄目らしい)
・\b:バックスペース
・\f:フォームフィード
・\n:改行
・\r:リターン
・\t:タブ
◆エスケープ文字(\記号)
文中で”(ダブルクォーテーション)を使用するには\(バックスラッシュまたは円記号。機種やフォントなどによって異なります)の後に”を記述します。以下にその例を示します。(こっちはちゃんと動作します。うみゅう)
MyHead = "私の頭は \"巨大な空洞かな(^^;\" by K.Furuhata"
document.write(MyHead)
実行結果:
私の頭は "巨大な空洞かな(^^;" by K.Furuhata