JavaScriptとは?
JavaScriptはコンパクトなオブジェクト指向型言語です。Netscape Navigator 2.0以降およびInternet Explorer 3.0以降のバージョンで実行できます。
今までCGI (Common Gateway Interface)を必要としていたものも(制限はありますが)JavaScriptで記述できます。1997/5/22現在ではNetscape NavigatorとExploerのJavaScriptの実装が異なるため双方のブラウザで確実な動作を期待できる命令は多くありません。またローカルディスクにはcookieファイルを通してのみ読み込み、書き込みを行うことが出来ます。
Netscape Navigator等のWWWブラウザー側ではJavaScriptを使用する事によりユーザーからの要求(マウスクリックやマウスダウン、文字入力等のイベント)に応じて処理を振り分けることが出来ます。
例えば使用者に住所と電話番号を入力してもらう場合、JavaScriptを使用すれば、入力した住所と名前が合っているか確認のためのダイアログを出したりする事もできます。入力がおかしい場合にもチェックして注意を促すこともできます。 クリック後、指定のアドレスに飛ばすことも可能です。(<A HREF="〜" onClick="〜">でのイベント処理後の動作がNetscape Navigator 2.0と3.0以降では動作が異なります。)
JavaScriptはSun Microsystemsが開発したJava言語とは別物です。Javaの型チェックはありませんしvarによる変数宣言もあってもなくても構いません。JavaScriptは基本的な部分はJavaに似せています。Javaはコンパイルする時間がいりますが、JavaScriptはブラウザー上で逐次実行されます。特別な手続きを使用せずに関数を使用でき、オブジェクトのプロパティにする事もできます。実行時の型チェックも厳密に行いません。
Netscape Navigator 3.0以降ではLiveConnectによりJavaScriptを書くのと同じ感じでjavaのクラスファイルも使用することが可能です。
ここのライブラリには数多くのサンプルがありますので、ページを読み込んでHTML文書を表示させて勉強するとよいでしょう。