第一回 「JavaScriptって?」


 今回から再度初心に戻って連載を行います。途中に違うネタが入る場合もありますが、その旨ご了解ください。

 JavaScriptって何でしょうか。JavaScriptはスクリプト言語の1つであり、ブラウザ上やアプリケーション上にて利用することができます。元々はブラウザ上で動くようになっていましたが、最近ではアプリケーションを制御する標準言語の1つとして搭載されてきています。

 JavaScriptを最初に搭載したのはNetscape 2.0です。しかし、今のJavaScriptのようにブラウザを制御したりDynamicHTMLで利用されたりという事はありませんでした。というのは、JavaScriptはCGIの負荷を軽減するのが大きな目的だったためです。つまり入力フォームの事前チェックをJavaScriptで行うのが大きな目的でした。また、SSI (Server Side Include) の機能も一部用意されており、いくつかの命令により代用が可能となっていました。

 やがてNetscape 3.0、Explorer 3.0が登場しブラウザ戦争が起こると事情が変わり始めました。どんどん高機能化するブラウザとともにJavaScriptも、機能を多く搭載するようになりました。といってもオブジェクトを追加するだけなので結構整合性が取れていました。これが後々のトラブルの原因になるのですが...

 Netscape 4.0,Explorer 4が登場すると状況が変わります。おまけ程度であったJavaScriptがブラウザ上のオブジェクトを制御するために大きな役割を果たすことになります。これがDynamicHTMLとなり、現在まで続くJavaScriptの利用の基本となりました。しかし、Netscape 4,Explorer 4では互換性が大きく損なわれ、両ブラウザ上で問題なく動作させる事が難しくなりました。JavaScriptの言語仕様が簡単でも、トラブルの原因となるのは大抵、ブラウザ環境の差によるものです。現在ではExplorerのシェアが大半を占めていますが、Windows版とMacintosh版では動作が異なるため、これまたトラブルの要因となっています。

 JavaScriptは、いろいろ問題を抱えながら利用されているのが実状です。とは言っても何の資金もつぎ込むことなく、手軽に利用できるスクリプト言語としては非常に優れています。

 JavaScriptを覚えれば、C言語やJavaなどアルゴル系言語と呼ばれるジャンルのものへの移行/利用はスムーズに行きます。また、プログラムの基本的な考え方、つまりアルゴリズムと呼ばれる部分は、どの言語でも大きく変わりません。
 一度にたくさん覚えようとすると大変ですが、1つずつこなしていけば、いずれ自分の思い通りにプログラムが組める日が来るのではないかと思います。
 この講座が、そんな一助になれば幸いです。


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