プログラム講座 初級編17

- メニュー項目にアイコンを表示しよう! -

 初級編17です。今回は「メニュー項目にアイコンを表示しよう!」です。あまり多くはありませんが、ソフトの中にはメニュー項目にアイコンを表示しているものがあります。今回は、メニュー項目の中にアイコンを表示する部分について説明します。ちなみに感じとしては以下のようになります。





メニュー項目にアイコンを入れるには
 メニュー項目にアイコンを入れるのは、実は簡単にできます。メニューに表示するアイコンリソース(画像)を作成します。Future BASICのMENU命令の中に記述する「メタ文字」でリソース番号を指定するだけです。指定の仕方は

MENU menuNo,itemNo,"^1アイコンです"

 ^1の^がメタ文字で次に続く数値がアイコンのリソース番号になります。ただし、1を指定した場合リソース番号が1になるのではなく256を加算した値になります。つまり^1と指定すれば257番のアイコンリソース、^4であれば260番のアイコンリソースがメニュー項目内に表示されます。プログラムは、これだけですので、アイコンリソースの作成方法について説明します。



アイコンリソースの作成方法
 まず「リソースエディタ」が必要です。ちなみにFuture BASICのフロッピーディスクまたはCD-ROMに収録されています。
 以下に手順を示します。

【1】新規リソースファイルを作成します



【2】リソース名「ICON」を指定します
 メニューからCreate new Resourceを選択し、新しくリソースを作成します。作成するリソースはICONです。




【3】アイコンを描画します
 自動的にウィンドウが開きますので、メニューに表示するアイコンを描きます。




【4】リソース番号を変更します
 最初の状態では128番のアイコンリソース番号になっているので、これを変更します。Get Resource Infoで番号を257(使用する番号です)に変更します。





【5】プログラムを作って完成
 プログラムを作成し、動作を確認します。無事に表示されていれば完成です。表示されない場合は、アイコンリソース番号を確認してみましょう。また、違うアイコンリソースを作成している可能性もありますので、アイコンリソース名を確認(ICONです)してみてください。






終わりに
 今回は予定外の予定(^^;でしたが、どうでしょうか。ちなみに、この方法はリファレンスマニュアルの213ページに、さりげなく2行書いてあります。
 次回はツールパレット・・・の予定です(やっぱり予定は未定らしい)。



今回のプログラムリスト
'-------------------------------------------------------- ' "メニュー項目にアイコンを表示する" '-------------------------------------------------------- RESOURCES "menus.res" '-------------------------------------------------------- ' "メニューを構築する" '-------------------------------------------------------- LOCAL FN initMenu MENU 1,0,_enable,"ファイル" MENU 1,1,_enable,"/Q^1終 了" END FN '--------------------------------------------- ' "メニューの選択" '--------------------------------------------- LOCAL FN doMenus menuID = MENU(_menuID) itemID = MENU(_itemID) IF menuID = 1 AND itemID = 1 THEN END MENU END FN '--------------------------------------------- ' "メインルーチン" '--------------------------------------------- WINDOW OFF ON MENU FN doMenus FN initMenu DO HANDLEEVENTS UNTIL _false