プログラム講座 初級編17
- メニュー項目にアイコンを表示しよう! -
初級編17です。今回は「メニュー項目にアイコンを表示しよう!」です。あまり多くはありませんが、ソフトの中にはメニュー項目にアイコンを表示しているものがあります。今回は、メニュー項目の中にアイコンを表示する部分について説明します。ちなみに感じとしては以下のようになります。

◆メニュー項目にアイコンを入れるには
メニュー項目にアイコンを入れるのは、実は簡単にできます。メニューに表示するアイコンリソース(画像)を作成します。Future BASICのMENU命令の中に記述する「メタ文字」でリソース番号を指定するだけです。指定の仕方は
MENU menuNo,itemNo,"^1アイコンです"
^1の^がメタ文字で次に続く数値がアイコンのリソース番号になります。ただし、1を指定した場合リソース番号が1になるのではなく256を加算した値になります。つまり^1と指定すれば257番のアイコンリソース、^4であれば260番のアイコンリソースがメニュー項目内に表示されます。プログラムは、これだけですので、アイコンリソースの作成方法について説明します。
◆アイコンリソースの作成方法
まず「リソースエディタ」が必要です。ちなみにFuture BASICのフロッピーディスクまたはCD-ROMに収録されています。
以下に手順を示します。
【1】新規リソースファイルを作成します

【2】リソース名「ICON」を指定します
メニューからCreate new Resourceを選択し、新しくリソースを作成します。作成するリソースはICONです。

【3】アイコンを描画します
自動的にウィンドウが開きますので、メニューに表示するアイコンを描きます。

【4】リソース番号を変更します
最初の状態では128番のアイコンリソース番号になっているので、これを変更します。Get Resource Infoで番号を257(使用する番号です)に変更します。


【5】プログラムを作って完成
プログラムを作成し、動作を確認します。無事に表示されていれば完成です。表示されない場合は、アイコンリソース番号を確認してみましょう。また、違うアイコンリソースを作成している可能性もありますので、アイコンリソース名を確認(ICONです)してみてください。

◆終わりに
今回は予定外の予定(^^;でしたが、どうでしょうか。ちなみに、この方法はリファレンスマニュアルの213ページに、さりげなく2行書いてあります。
次回はツールパレット・・・の予定です(やっぱり予定は未定らしい)。
◆今回のプログラムリスト
'--------------------------------------------------------
' "メニュー項目にアイコンを表示する"
'--------------------------------------------------------
RESOURCES "menus.res"
'--------------------------------------------------------
' "メニューを構築する"
'--------------------------------------------------------
LOCAL FN initMenu
MENU 1,0,_enable,"ファイル"
MENU 1,1,_enable,"/Q^1終 了"
END FN
'---------------------------------------------
' "メニューの選択"
'---------------------------------------------
LOCAL FN doMenus
menuID = MENU(_menuID)
itemID = MENU(_itemID)
IF menuID = 1 AND itemID = 1 THEN END
MENU
END FN
'---------------------------------------------
' "メインルーチン"
'---------------------------------------------
WINDOW OFF
ON MENU FN doMenus
FN initMenu
DO
HANDLEEVENTS
UNTIL _false