ファインダーで選択された項目の種類を調べる

説明

ファインダーで選択された項目の種類を調べるには最初にFinder = Application("Finder")としてアプリケーションオブジェクトを取得します。次にselection = [].slice.call(Finder.selection())として選択された項目情報を配列に格納します。配列に格納された項目を1つずつ読み出して表示します。この時に配列のmap()メソッドを使います。map()メソッドのパラメーターに関数を指定すると、配列の要素の数だけ指定した関数が呼び出されます。関数にはパラメーターとして配列要素が渡されます。この場合はファインダーで選択された項目のオブジェクトになります。項目の種類は関数に渡された項目のオブジェクトのkindプロパティに入っています。読み出す場合はkind()のようにメソッド形式で指定します。返される種類は「フォルダ」や「テキスト」などの文字列になります。この種類はファインダーの情報ウィンドウで表示される種類のカテゴリに表示されている文字列と同じになります。

サンプル [サンプルをダウンロード]

var Finder = Application("Finder");
var selection = [].slice.call(Finder.selection()); // 選択項目を全て取得する
selection.map(function(item){
var kind = item.kind(); // 選択された項目の種類を取得する
var name = item.displayedName(); // 選択された項目名を取得する
Finder.includeStandardAdditions = true; // 標準コマンドを使用可能にする
Finder.displayAlert(name+" : "+kind.toString()); // アラートダイアログを表示する
});
<< 目次に戻る