サブウィンドウを開く

説明

サブウィンドウを開くにはwindow.open()を使います。ただし、ブラウザの環境設定によっては表示がブロックされ動作しないことがある点には要注意です。
サブウィンドウを開くopen()の最初のパラメータにはサブウィンドウに表示するページURLを指定します。2番目のパラメータはサブウィンドウの名前（ID名）を指定します。複数のサブウィンドウを開く場合には、この名前を別々にする必要があります。
3番目のパラメータはサブウィンドウの表示方法を文字列で指定します。指定できるオプションには表1のものがあります。4番目のパラメータはサブウィンドウを開いた親ウィンドウのヒストリー（履歴）を継承するかどうかを指定します。trueを指定すると継承し、falseを指定すると継承しなくなります。
現在ではサブウィンドウを開くのは好ましくない傾向にあります。本当にサブウィンドウを利用しなければいけないのかどうか検討してから使用するようにしてください。また、別の方法としてPrototype Window Classライブラリを利用してページ内にウィンドウを開くという方法もあります。

表１
書式：window.open("URL","ウィンドウ名*1","オプション設定","ヒストリ設定*2")

IE5	IE5.5	IE6	IE7	FF	Saf	O9	初期値	オプション名	内容
○	○	○	○	○	-	-	yes	toolbar[=yes|no]|[=1|0]	ツールバーの表示／非表示
○	○	○	○	○	○	○	yes	location[=yes|no]|[=1|0]	ロケーションバーの表示／非表示
○	○	○	○	○	-	-	yes	directories[=yes|no]|[=1|0]	ディレクトリバーの表示／非表示
○	○	○	○	○	○	-	yes	status[=yes|no]|[=1|0]	ステータスバーの表示／非表示
○	○	○	○	-	-	-	yes	menubar[=yes|no]|[=1|0]	メニューバーの表示／非表示（除くMac）
○	○	○	○	○	○	○	yes	scrollbars[=yes|no]|[=1|0]	スクロールバーの表示／非表示
○	○	○	○	○	○	-	yes	resizable[=yes|no]|[=1|0]	ウィンドウサイズの変更／変更不可
○	○	○	○	○	○	○	-	width=pixels	ウィンドウの内側の横幅
○	○	○	○	○	○	○	-	height=pixels	ウィンドウの内側の高さ
-	-	-	-	○	○	-	-	innerWidth=pixels	ウィンドウの内側の横幅
-	-	-	-	○	○	-	-	innerHeight=pixels	ウィンドウの内側の高さ
-	-	-	-	○	○	-	-	outerWidth=pixels	ウィンドウの外側の横幅
-	-	-	-	○	○	-	-	outerHeight=pixels	ウィンドウの外側の高さ
-	-	-	-	○	○	-	-	screenX=pixels	デスクトップの左端からの座標で指定
-	-	-	-	○	○	-	-	screenY=pixels	デスクトップの上端からの座標で指定
○	○	○	○	-	-	-	yes	titlebar[=yes|no]|[=1|0]	タイトルバーの表示／非表示（除くMac）
○	○	○	○	-	-	-	no	channelmode[=yes|no]|[=1|0]	チャンネルモード
○	○	○	○	-	-	-	no	fullscreen[=yes|no]|[=1|0] 全画面（フルスクリーン）モード*3
○	○	○	○	○	○	○	-	left=pixels	デスクトップの左端からの座標で指定
○	○	○	○	○	○	○	-	top=pixels	デスクトップの上端からの座標で指定
○	-	-	-	-	-	-	-	favorites=[=yes|no]|[=1|0]	お気に入りの表示*4

*1　ウィンドウ名は、英数字で指定します。またIE5以降では、_blank、_parent、_self、_top、searchも指定できます。WinXP(SP1まで)とIE6の組み合わせでは_mediaも指定できます。
*2　ヒストリ設定はtrueまたはfalseを指定しtrueを指定した場合オープン元のウィンドウのヒストリを継承します。
*3　Windows XP SP2では完全なフルスクリーンモードにはなりません。
*4　Mac版Internet Explorerのみ有効です。
**　Windows版Internet ExplorerではHTA (アプリケーション)でないと期待通り動作しないパラメータもあります。