MacOS X Server

インストールの前に



 MacOS X Serverをインストールする前に準備が必要です。まず手持ちのMacがpowerMacかどうか確認してください。アップル推奨のマシンスペックは以下のようになってます。

機 種 Power Macintosh G3 (MT,DT,NewG3)
RAM容量 64MB以上 (QuickTime Streaming使用時は256MB以上)
ハードディスク 1GB以上
ビデオカード 内蔵ビデオカードまたはアップル社提供のビデオカード

 名目上G3になっていますが、WEBページなどでMacOS X Server関係の情報を見る&MacOS X Server徹底活用ガイド(日経BP)を読むとPCIバス搭載Macであれば動作するようです。試しに8500/132に入れてみましたが、無事に動作しています。ただしG3マシンでないとOpen Firmware部分あたりは動作しないようです。8500/132ではOpen Firmware部分は設定しても駄目でした。
 とりあえずPowerMac 7500,7300,8500,860,,9500,9600, iMac, Mac互換機, Powerbook 3400,2400あたりでも大丈夫ということです。ただしサポート対象外なのでAppleに文句を言っても駄目です。カーネルのソースコード部分は公開されているので古い機種でももしかしたらMacOS X Serverが動くようになるのかもしれません。

 初めてMacOS X Serverをインストールするのであれば必ずデータのバックアップをとっておく事をおすすめします。おすすめというよりも、やっておくべきです。必ずバックアップをとりましょう。できればCD-R DriverでCD-Rに焼いておくとよいでしょう。

 次に予算が許す許さないに関わらず外付けハードディスクを購入しましょう。なぜか?それは内蔵ハードディスクにインストールしてしまうとMacOS X Server上で動作するMacOSエミュレータ(BlueBoxと呼ばれます)を動かす前に再度バックアップしたCD-Rから書き戻したりする手間が発生してしまうからです。また、「ああ、やっぱりMacOSの方がいいや」となる確率が高いので、できれば内蔵ハードディスクにインストールするのは避けた方がよいでしょう。すでにMacOS X Serverとして使う専用のマシンが用意されているのであれば、そのような必要はなく内蔵ハードディスクにインストールする方がよいでしょう。
 外付けのハードディスクですが、先ほど書いたように推奨1GBとなっていますが、MacOS X Serverを標準(まるごと入れる)インストールすると800MBほど消費してしまいます。ハードディスクは容量の大きいものにしましょう。4GBあればいろいろ入れてもかなり余裕です。

 次にマウスです。できれば2ボタンマウスが良いみたいです。普通のMacについてくる1ボタンマウスでも実害はありません。2ボタンマウスだと片方のボタンでポップアップメニューがでるようになっています。

 モニタですが、とにかく大きいものにしましょう。インストールするとWindows 3.1もびっくり(笑)の超巨大アイコンが表示されますので、できれば21インチあたりがベストです。モニタが15インチだとちょっとキツイので最低でも17インチは必要です。

 最後にMacOS X Serverが必要です。これがないとインストールも何もできません(当然だけど)。Linux, FreeBSD, BeOS, B-TRONと比べても値段が張りますので買う前に犠牲者のページ(このページ)を、よく読んでから購入することをおすすめします。もし、あなたが現状の環境に満足しているのであれば不要のものです。リストアップすると以下のような方にはMacOS X Serverは不要です。


 あとは、ちょっとした心構えがあればよいでしょう。



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