MojoWorldとは?
 MojoWorldは景観作成ソフトというよりも惑星散策ソフトのようなものです。景観作成ソフトと同様の事は可能ですが、適当に惑星を選択または作成したりして、惑星状を歩いたり飛行したりすることができます。
 MojoWorldを楽しむためには高速なCPUとグラフィックカードが必要です。高速でなくても(400MHz以下でも)表示が粗くなるので見た目はともかく散策することは可能です。

 MojoWorldは元はBryceと同じKen Musgrave氏によるものですが、Bryceよりもより自然にレンダリングされ、より低速(笑)になっています。

 Bryce 5やVista Proのように木を生やしたりする事は標準ではできませんが、衛星を設定することができたり、惑星を宇宙から見る事ができます。Bryceや他の景観作成ソフトとは異なり上空に視点を移動させると水平線/地平線は直線でなく丸くなります。惑星は基本的に丸いので(変な形の惑星もありますが)、このような本物に近い状態になっています。

 MojoWorldはフリーでダウンロードする事ができるTransporterを使ってもレンダリングする事が出来ます。この場合、右下にPandromedaのロゴが表示されます。Transporterは簡単なレンダリングと散策するだけのものですが、惑星を作成したい、より細かくレンダリングさせたい場合は有料のMojoGeneratorを購入する必要があります。購入するとマニュアル1冊とCD-ROMが1枚付属してきます。このCD-ROMはMac、Windows、Linuxと共用になっています。どのプラットフォーム版を購入しても送られてくるマニュアルとCD-ROMは同じです。
 マニュアルは扉絵が非常に綺麗で、他の景観ソフトとは一線を画しています。機会があれば是非見てください。また、このマニュアルはカバーが蓄光素材でできているようで、夜になると光ります。

 MojoWorldはMacOS Xでも動作しますが、環境によってはカーソル表示が変になってしまう場合があります。1GHz Dual CPUでこの現象が発生するのですが、うちだけかもしれません。MacOS XのシングルCPUだと何ともありません。MacOS 9でも動作しますが、この場合はメモリを512MB以上割り当てておくと良いでしょう。Windows 2000の場合はレンダリングサイズにもよりますが1.5GB以上のメモリを使用できるように設定しておくのが安全です。MojoWorldは、かなりのマシンパワーと時間を必要とするソフトです。